12月20日   活かす通信

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                      活かす通信    2007/12/20 号  Vo.6

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 今年もあと12日、アッという間の1年でした。右肩上がりの相場が終焉し
原油高、円安、サブプライムと市場の波浪に翻弄された1年でもありました。
皆様には、新しい気持ちで新年を迎える準備はお済でしょうか。

 先日の第5回投資クラブフェスティバルは成功裏に終了できたこと、参加者
の皆様ありがとうございました。懇親会では、いろいろなご意見を伺い参考に
なりました。今後に活かしたいと思います。

─〔もくじ〕─────────────────────────────

〔1〕セミナー情報

〔2〕金子太郎の正論

〔3〕新・自遊斉のひとりごと

〔4〕相場展望『『厳しいといわれる新春相場での対応』

〔5〕ほっとする話(新連載)

〔6〕投資クラブ近況・その他

〔7〕お知らせ

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〔1〕セミナー情報
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◇ムッシュ望月の第85回ICAS株式投資塾(実践編)
 1月12日(土)午後1時30分
 『新春相場の展望と優良株!!』

  http://www.toushi-club.com/kouza/080112.pdf

◇金子太郎の第11回株式投資塾
 1月28日(月)午後1時30分
 『日本の株式市場をどう見るか!!』
 http://www.toushi-club.com/kouza/080128.pdf


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〔2〕金子太郎の正論『生活保護費の水準引下げ・・きちんとした議論を』
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 生活保護費の水準引下げが社会的な論議を呼んでいる。マスコミ論調に押さ
れて当局は引下げを断念するのではないか。
 往年は70万人程度だった受給者が150万人を超え、国の支出も2.6兆
円に達し、市町村の窓口が審査の態度を少しでも緩めると急増する状況だそう
だ。
 第一次石油ショック頃までは、子供が保護世帯の子だとして後指を指されて
は可哀想だとして、保護基準スレスレの親が、歯を喰いしばって頑張り抜いて
いたが、そんな時代は終って、最近はやる気をなくした老人が、ドット生活保
護に流れ込んでいる。
 NPOで接している保護世帯の母親に聞くと、買い出しは午後8時前にスー
パーに行って、生鮮食品の売れ残りを半値ぐらいで分けて貰う。コンビニの気
の利いた若者が、時間切れ寸前の弁当を新聞に包んでゴミ箱の横に置いておく
のを貰って帰る。そういう努力をしているが、老人達には何もしないで腹が減
ったとボヤくのが多いそうだ。
 保護水準が検討課題になって老齢加算などの廃止が俎上にのぼったのは、何
百万人という保護水準より収入の低いワーキング・プーアが発生したからだ。
この現実を政府はどう考えているのか。最低資金の引上げが、中小零細企業の
存立を脅かすからという理由で思うに任せないので、保護水準の見直しという
ことになったのではないか。
 保護水準は、長らく消費者物価指数に連動して上げてきたが、指数が物価の
実勢より高目に出ているという批判もあり、バブルの頃には、かなりの水準に
達していたと言える。 それが9〇年代に物価の下り続けた時、厚生省は保護
水準を下げず、将来物価の上った時に相殺することとしたが、物価下落が続く
ので見直しを迫られたということだ。
 それを言わないから、不勉強なマスコミが情緒的な批判を続ける。このまま
ではニートの高齢化が進んだ頃、深刻な事態に立ち至る。
    

         金子 太郎 ICAS株式投資塾講師(元丸三証券社長)

◇金子太郎株式投資塾のホームページを見る
http://www.kanekotarou.com

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〔3〕新・自遊斉のひとりごと Y
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 今年もあとわずかとなりました。今年の相場は2月の上海暴落を契機に日経
平均はNY市場やアジア市場の影響を強く受け、罫線も「窓あけ、窓あけ」の
連続でまったく役に立ちません。加えて、自民党の参議院選挙での惨敗、安倍
総理の突然の政権の投げ出し、福田政権の誕生、サブプライムの影響、そして
ねじれ国会で日本丸は自ら進む航路が定まりません。日本丸からは外国人船客
がおり始め、日本人船客も船長の手腕に信頼を置いていないように見えます。
 サブプライムは前回予想した通り、世界経済の規模から見て限定的であるた
め、個々の金融機関の信用補完、借り手への当局の対策、FRBによる利下げ、
FAS157の適用による会計の信頼の回復などで来春にかけて落ち着いてい
くと考えています。
 リスクとしてはアメリカの住宅危機が全世界へ連鎖するとか、FRBの利下
げがドルの更なる下落を呼び世界の金融市場が混乱するか、地政学リスクが広
がるとかいろいろありますが、世界の株高の背景が「好調な世界景気」と「過
剰流動性」であるとすると、株価は来年も好調であろうと考えています。
 世界景気は1)好調なユーロ圏・EU加盟を果たし、生産拠点となった旧ソ
連圏の東欧諸国、そして、繁忙する域内貿易、ロシア、アフリカ、中東、中国
などへの輸出は好調、国際的な地位の向上などで今後も順調に推移する。2)
北京オリンピック後の景気の後退が心配されますが、中国の地域別固定資産投
資額(05、06年)を見ている限り、北京市の固定資産投資額は他の地域に
比較して、大きくなく、同程度であるので、「オリンピック特需」の減少で失
速する懸念は少ない。3)インドやインドシナ経済圏も好調、資源国・中東、
アフリカも好調で失速の懸念は少ない。
 世界の過剰流動性・グローバルマネーは06年で150兆ドルです。07年
には5%程度伸びたとしても155〜158兆ドルです、年間のオイルの消費
量は約300億バレル、1ドル上昇すると産油国は300億ドル収入が増加し
ます。SWF(ソブリン・ウエルス・ファンド)の多くはヘッジファンとは異
なり、資産と負債の両建てとなっているわけではありません。過去から蓄積し
てきた将来の子供達、孫達のための資産なのです。SWFは増加を続け12年
には5〜7兆ドルになると言われています。世界の金融市場が混乱した時期
は彼らにとって最大のチャンスなのかもしれません。
 金や国際商品市場はグローバルマネーの規模をまかなえるほど大きくありま
せん。上昇するときは売れても下げ相場では一方通行の可能性が高いのです。
グローバルマネーは「資産」と「収益」と「経営権」に裏付けられた市場性の高
い市場に回帰すると考えています。しかし、どの先進国でも名目成長率は、5
%程度はあるのに、2%程度の成長シナリオしか描けない日本市場は割り負け
するだろうと思うのです。
 ボーダレス・グローバル市場では必ず裁定が働き、時間をおいて鞘寄せする
と考えています。(12月11日記)

        川口 碩保 ICAS投資クラブ講師(元大和証券常務)

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〔4〕相場展望(新)『厳しいといわれる新春相場での対応』
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 サブプライムローン問題を中心に不透明感が多く漂い、先行き見通しを予測
するのは極めて難しいが、時節柄恒例の「新春相場見通し」を述べ、投資対応
策を試みる。
 サブプライムローン問題は一向に収まらず、スイスの金融大手UBSは、これに
伴う損失を新たに100億ドル(約1兆1,100億円)の評価損を計上すると発表した
(12/10)。特に今回は「スーパシニア」と呼ばれる高格付商品にも格付け引き
下げで損失が膨らむなどさらなる懸念を呈して来ている。
 そして、サブプライムローンに絡む金融機関の損失は1,000億ドル(約11兆円)
に達している模様であるが、OECDは最大3,000億ドル(約33兆円)に達すると試
算しているし、一部には1兆ドル(約111兆円)を越すのではないかと推測され
ている。このため、OECDは2008年の経済成長を米国2%(従来は2,5%)、欧州
1,9%(同2,3%)、日本1,6%(同2,1%)と下方修正し、主要国の実態経済の
悪化が顕在化するとしている。
 内閣府は7日に発表した7-9月期のGDP(改定値)は1,5%成長と下方修正し、
2007年度の政府見通しの実質2,1%の成長達成は無理で、1%台に低下すること
は必至とみている。このような動きを踏まえてか、野村證券金融証券研究所は
10日に主要347社(除く金融)の2007年度の経常利益は10,6%の見通しと発表し
たが、これは9月時点の予想から1,4ポイント下方修正している。
 このように、サブプライムローン問題がさらに悪化する懸念もあり、これが
実態経済にも影響をもたらし、企業収益の伸びを鈍化させるので、来る年は株
式投資にとって厳しい年になるというのが、多くの識者のご託宣である。「ミ
スター円」の榊原先生も先般(12/9)のTV放送で同様な見方をされ、いま一時
的に持ち直している株価は、さらなる下落があってもおかしくないとの趣旨の
発言をされていた。
 さて、筆者もかかる識者の方々の見方を否定するものではないが、株式市場
の特性をも鑑み、来る年は株式投資にとって醍醐味のある年になるのではない
かとも思っている。債券は金利が上がれば価格は下がり、逆に低下すれば上昇
する。それは、程度の差こそあり、全銘柄が同一方向に動く。ところが、株式
は全体相場がどんなに悪くとも、史上最高値を取るという快挙をあげる銘柄が
必ず示現する。‘97〜‘98年に金融システム不安が顕在化し、拓銀(‘97年11
月)、山一證券(‘97年11月)、長銀(‘98年9月)、日債銀(’98年10月)
といった大手金融機関が相次いで経営破綻し、全体相場は長期に亘り低迷、下
落し、金融セクターの株は軒並み暴落した。
 しかし、この最中に同セクターのオリックス、日立クレジット(現日立キャ
ピタル)は逆行高し、史上最高値を更新した。金融ビックバンの下でこれらノ
ンバンクはCPの発行、リース、クレジットなどの会社債権の証券化が解禁され
たことを巧みに杷え、低コストの自己資金調達を積極的に進め業容の変ぼうを
遂げたことをマーケットが素直に評価したわけである。
 市場最高値を更新する銘柄には共通項がある。世の中の流れを的確に杷え、
それに向かってリスクを取り、積極対応するということである。来る年にも世
の中の流れを変えるようなテーマがある。例えば、地球の「温暖化ストップ」、
それに挑むSRI(社会的責任投資)などの現況の問題はまさにその典型であろう。
 また、デカッブリングの流れの下で「BRICS」など新興国市場の一段の拡大に
絡むプロジェクトの展開、豊富なオイルマネーなどを背景に国際金融市場の新
たな担い手として頭角を現わしてきた「政府系ファンド」の動きなどである。
これらの世の中の流れに変化をもたらす動きに前向きに対応し、リスクを取り
業容を変ぼうさせる企業が必ず出る筈である。それらの企業の株価は全体相場
がどんなに悪くとも、高値をとる動きをする筈である。全体相場が良くないと
いう声が多いだけに、それらの銘柄を発掘することは、まさに株式投資の醍醐
味である。(以上 12月15日記)

           鈴木英夫 NP0イカス 常任理事・株式評論家

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〔5〕ほっとする話 ■春日大社のお告げ■
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 私が証券会社に勤めていた頃の話ですが、毎年年末になると「春日大社のお
告げ」という怪しげなコピーがどこからともなく出回っていました。実際、そ
のお告げは春日大社とは何の関係もないのですが、筆書きで、翌年の各月ごと
の相場予想を「軟調」「じり高」といった一言で表してあります。
 ちなみに、2002年のお告げはこんな具合でした。
一月   高寄り
二月   下押す
三月   小底
四月   ジリ高
五月   堅調
六月   軟調
七月   安値拾い
八月   小反発
九月   押し目買い
十月   急伸
十一月  底入れ
十二月   次次高

 そして、「今年の文言」というのがあります。『夜明け眞近かの午の刻 七
赤金星歳もよし蒔かぬ種は生えぬ みんな活きてゆく 音たててる』、いかよ
うにも解釈できるのですが、オーソドックスな解釈は、「マーケットは底を打
っているので、今が仕込時である。生活に密着したセクター(流通・金融など
)が胎動を始めている。」となるそうです。
 はたして、お告げどおりになったかというと、ちょっと、時がずれていまし
たが、概ね当たっています。ちなみに日経平均が大底を打ったのは、翌年20
03年4月のことでした。
 話は変わりますが、株価の価格形成には、投資家の心理が大きく影響を及ぼ
します。もし、「春日大社のお告げ」を多くの金融関係者が目にしており、そ
の潜在意識に刷り込まれていて投資行動に何らかの影響を及ぼすとしたらどう
いうことが起こるのでしょうか。
 実は、笑えない話があるのです。私の知人に某外資系金融機関で、大金を動
かすトレーダーがいるのですが、彼の話によると、「自分自身も含め、自分の
周りにいる多くのトレーダー仲間は、『お告げ』や『占い』の影響を強く受け
ているんだよ。」とのこと。もちろん、春日大社のお告げのこともよく知って
いました。
 また、お金持ちを研究した本を読んでいると、資産家、政治家、成功した実
業家などは、みな、お抱えの占い師がいるという話がでてきます。
 要は、春日大社のお告げや占い師の助言は当たるというよりも、大金を動か
す投資家やトレーダーの心理に影響を及ぼすことで、言葉どおりの投資行動を
とらせてしまうのではないかと思うのです。その結果、「お告げ」通りにマー
ケットは動き“当たった”となるわけです。
 マーケットは心理戦の側面も持っています。人の心は理屈どおりに動きませ
ん。だから、先を読むことが難しいのです。
 最後に、春日大社のお告げについて補足しておきます。このお告げ、長い間
「出所不明」とされてきましたが、2002年に元新日本証券(現新光証券)
の株式部長の茅野義明氏が名乗りを上げました。そして、2004年年末を最
後に「もう出さない」宣言をし、20年以上続いた年末の風物詩が、幕を閉じ
たのでありました。

■田中久美子プロフィール■
 ファイナンシャルインストラクター。
青山学院大学文学部英米文学科卒業後、1986年、山一證券入社。12年間、証券
営業に従事し、98年メリルリンチ日本証券入社。エクイティマネージャーとし
て日本株のマーケティングを担当。
 同社退職後、プロモーション関連企業の社長室勤務を経て、独立。05年11月、
投資教育のコミュニティ「ロワゾベール」を主宰。企業向け勉強会、投資家向
け講演会、執筆活動を通して投資教育を行っている。また、環境関連ビジネス
にも従事しており、環境技術関連の企業分析や投資信託に強い。
日本証券アナリスト協会検定会員。

■著書■
 「幸せなプチ株主になる方法」(ゴマブックス)
 「ロハスな人の株式投資入門
  −人生を豊かにするお金の増やし方」(太陽企画出版)
 「株・かぶ・株
  2人と1匹が教えるどこよりもやさしい最強の株入門」(講談社)
■連載■
 株式新聞社「ロハスな株式レッスン」
■アクセス■
HP   : http://loiseau-vert.com
ブログ  : http://d.hatena.ne.jp/tanakkum/
E-mail  :  tanaka@loiseau-vert.com


─[投資クラブ]────────────────────────────

◇楽楽投資クラブ ・・・この1年を振り返って
 楽楽投資クラブの今年1年間の活動をまとめました。男女9名のメンバーで
毎月例会(と有志懇親会)を重ね、この激動の1年をなんとか最小のリスクで
過ごしました。11月までの取引件数36件のパフォーマンスは出資額に対してマ
イナス5%、黒字取引17件、赤字取引19件となっています。黒字取引は日経平均
が上げた1、2、5、6月に13件、赤字取引は日経平均が下げた3,7,11月に12件が
集中しています。
 やはり、個別の銘柄選定とともに、相場の趨勢を掴むことが重要なことをか
みしめています。
 来年度の課題として、チームの連携と親睦を深めることとともに、今年以上
に銘柄選定と分析の力をつけること、相場の大局観を掴むことについて勉強を
続けていきたいと思います。(奥平)

─[協賛会員のPR]──────────────────────────

有限会社エム・エス・アイ
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で指導します。
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◇イカスではNPO活動のサポーター企業・団体(協賛会員)を募集していま
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─[お知らせ]─────────────────────────────

◇イカス専任講師川口碩保 による『2008年の投資戦略』を販売します。
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   п@03-3341-1060  Fax 03-3341-1064
     ホームページ http://www.asumopower.co.jp/

◇メルマガの感想・ご意見をお願いします。
ご意見をいただいた方に抽選によりイカス主催セミナーの無料受講券を差し上
げます。
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◇メルマガ配信申し込み、配信停止連絡はメールでお願いします。
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◇具体的な銘柄選びは有料メルマガを活用ください。
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