9月20日   活かす通信

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   活かす通信    2007/09/20 号 Vo.3

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 お彼岸を迎えたのにこの残暑、やはり地球温暖化の表れか? 秋らしいスッ
キリ爽やかな天気が待たれます。皆様にはいかがお過ごしですか?

☆NPOイカス設立5周年記念『投資クラブフェスティバル』を開催します。
 12月1日(土)スケジュールを空けておいてください。

─〔もくじ〕─────────────────────────────

〔1〕セミナー情報

〔2〕刺抜き地蔵講『証券化と新たなリスク』

〔3〕マーケットアイ『テロ対策特別措置法 失効なら外人売りへ』

〔4〕新・自遊斉のひとりごと

〔5〕ICASホームページの活用

〔6〕投資クラブ近況・その他

〔7〕お知らせ


─〔1〕セミナー情報─────────────────────────

金子太郎の第9回株式投資実践塾
日 時:9月25日(火)午後1時30分から2時間
テーマ:『9月末の二番底では何を拾うか』
http://www.toushi-club.com/kouza/070925.pdf


ムッシュ望月の第82回ICAS株式投資塾(実践編)
日 時:10月13日(土)、10月16日(火)午後1時30分から2時間
テーマ:『新政権後の相場を展望する』
http://www.toushi-club.com/kouza/071013.pdf

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〔2〕刺抜き地蔵講『証券化と新たなリスク』
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今から、約10年前に拓銀・長銀・日債銀が次々に倒産し、金融危機が発生
した。その頃、銀行は、リスクが大きい不動産融資を拡大し、かつ取引先が危
うくなると倒産を防ぐために追い貸しをし、不良債権が増えた。
当時、メインバンクの責任は、取引先企業が経営危機に陥った時に全力を挙
げて救済・再建することだった。そのために、ためらわず追い貸しをした。メ
インバンクは再建ファンドの役割を果たしており、リスクを引き受ける銀行が
信用された。
 ところが、市場経済原理とIT技術が金融業に浸透するとともに、貸付債権
を証券化して、リスクを逃れることが、金融業者の優れた経営になった。リス
クは証券を買った人に移転するわけだ。
 ところで、世界経済は過剰流動性の時代になった。世界の過剰資金は、アメ
リカの経常収支赤字の拡大とともに膨張し、その過剰資金は金融技術が発達し
、多様な証券が開発されているアメリカに流入した。アメリカの金融業では競
争が激しくなり、低所得層向けの住宅ローンを巡っても、ローン・ブローカー
を使って、まるで「押し込み販売」のような競争が続き、その総残高は170
兆円に達した。そのローンの80%が証券化され、内外の投資機関に販売され
た。住宅ローンのうち、20兆円が返済不能になっている。
 過剰流動性が発生すると地価が上昇し、不動産ブームが起こり過剰借り入れ
が拡がり、ブームが収まると、不良資産が増大するものだ。アメリカも、その
例外ではなかった。しかし、証券化が進んでいるので、金融機関はリスクを免
れ、金融不安が起きないはずだった。
しかし、格付け機関がモラルを欠いていた。格付け機関の主要な収入は、格
付け手数料である。格付けを依頼する証券発行会社は大切なお客であるから、
手数料を安くし、かつ高い格付けを与えたい。それには、証券の内容や発行会
社についての調査を手抜きしてコストを引き下げ、格付けを高く保った。
 そういう事情に疎い投資家は、高利回りの住宅債権担保証券や、その証券を
さらに証券化した証券を購入した。住宅債権の不払い率が上昇するとともに、
そうした証券は買い手が消え、証券を握っていた金融機関は倒産の危機になっ
た。ドイツの地方銀行に危害が多かったのはそのためだ。住宅ローンの不良債
権化はもっと進みそうだ。
この世界的な混乱とともに、アメリカに資金が環流しなくなり、ドルが暴落
しそうだ。
 日本の銀行は経営に余裕がなく、こうした証券を殆ど買わなかったので助か
った。しかし、ドル安・円高になったので、輸出産業を中心として、株価が暴
落し、業績も悪化しそうだ。
なお、アメリカが経常収支赤字をファイナンスする道が塞がれたので、世界
的な大変動が起きそうだ。世界経済は暗くなった。

            竹内 宏 NPOイカス理事長(元長銀総研理事長)

◇竹内経済のホームページを見る
http://www.takeuchikeizai.jp
         
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〔3〕マーケットアイ『テロ対策特別措置法 失効なら外人売りへ』      
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 米国のサブプライムローンの問題は、影響する範囲が広く損失額の把握も難
しく、世界的な信用収縮につながった。金融市場が落ち着きを取り戻すまで、
今しばらく時間がかかりそうである。とはいえ、その影響は世界景気の基調を
変えるほどのものではなく、米国景気も減速はしても、減退に変わることはな
いだろう。
 日本の株価下落が他国より大きかったのは、この問題を契機に円安修正が進
んだからだ。株価の3分の1戻りは早かったが、半値戻しの壁が厚いのは、ま
だ円高進行が気になるからである。
 ただし、円高が進むとしても1ドル110円までであれば、設備投資と輸出
の伸びに大きな変化はなく、企業収益と景気の上昇基調にも影響は軽微にとど
まると考えられる。
 その条件下で、国際金融市場が年末までに落ち着きを取り戻せれば、株価は
再び上昇軌道に乗ると見ていいのではないだろうか。
 現状で最大の懸念材料は、小沢民主党の反対により、テロ対策特別措置法が
11月1日に失効して、海上自衛隊のインド洋における給油活動が止まること
だ。もしそうなれば日米関係は悪化し、日本の安全保障は深刻な危機をむかえ
る。外国人がそれを嫌って日本株を大量に売ってくる状況が現実味を持ってく
るのだ。
 自民党の参議院選挙完敗の時と同じように、相場は政局の動向を折り込むの
が遅れると思われる。
 
         金子 太郎 ICAS株式投資塾講師(元丸三証券社長)

◇金子太郎株式投資塾のホームページを見る
http://www.kanekotarou.com

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〔4〕新・自遊斉のひとりごと(REPORTV)
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 いつもの散歩コース、善福寺公園にはもう萩の花が咲きはじめていました。
残暑は続いていますが、夏の季節は終わり、季節は秋に変わろうとしてます。
サブプライム問題は相変わらず市場の波乱要因として猛威を振るっていますが
、9月20日ごろには日米欧の金融当局の政策も出そろいます。そのころには
証券など6-8月期決算発表もピークを超えます。後は銀行など7-9月期決算
の出そろう10月半ばには「サブプライム問題」の全体像が見えてくるでしょ
う。
 「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」、サブプライム問題はこれからも続きます
が、正体が見えれば信用市場は回復に向かい、過剰流動性も復活します。アメ
リカ経済に若干の景気の停滞が起きた(住宅市場は大変な状況ですが、農業市
場はエタノールから空前の活況を呈しています)としても、世界経済に与える
影響は限定的です。世界経済は20世紀の30兆ドル経済から21世紀に入り
大きく拡大して48兆ドル(今年の推計)に、10億人の先進国がリードする
20世紀経済とBRICs諸国など新興国が参入して40億人経済に拡大した
21世紀経済では厚みが違います。世界経済のファンダメンタルは新興国を中
心に好調なのです。
 ウオーレン・バフェット氏は「市場の混乱時は割安株を生む」と言っていま
す。
 国会での所信表明演説の後、突然の安倍首相の無責任とも言える辞任表明で
混迷する政局や外国人投資家の動向(日本の政治に対する不審)、そして、今
回の日経平均のチャートを見ている(過去の急落相場のパターンでは急落の翌
週にリバウンド、そして、再度下落し、1〜2ヶ月底を探り、2番底を形成す
るケースが多い)と急反発は期待しにくくなったと思うのですが、今の日本の
株式市場は残念ですが、世界の市場をリードする立場にはありません。
 NY市場や他の海外市場の動き次第でチャートを無視した動きをします。N
Y市場をはじめとする世界市場の動きに追従しているだけなのです。
 NY市場をはじめとする世界市場(特に中国本土の上海市場)の動きを注視
しながら「低PER,低PBR,高ROE,高利回り」の21世紀のテーマ「
環境・大気と水」に関連するグローバル企業を時間をかけ、こつこつと仕込み
たいと思っています。
 個人のファンドを通じた外貨投資は続いています。膨大な財政赤字を抱え少
子高齢化が現実となった日本の世界での経済的位置づけ、政治的位置づけは将
来には低下すると考えざるを得ません。円高は将来の円資産の目減りに対する
ヘッジのチャンスであろうと考えています。
 
        川口 碩保 ICAS投資クラブ講師(元大和証券常務)

◇川口碩保レポート『2007年を展望する』を読む
http://www.toushi-club.com/report/kawaguchi07/k-070625.html

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〔6〕ICASホームページの活用 『新聞記事ここがポイント』
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 今回で3回目のICASのHPの効果的利用方法のご紹介となります。今ま
でにICASのHPのレオートの『新聞の切り抜き』をご覧になったことはあ
りますか。ここでは、日経新聞に掲載された重要なニュースが週間単位でまと
められています。
 9月3日から9日の週では、重要なニュースとして、
『自社株買い急増3.5倍、8月7500億円、相場下落で積極的』
『サブプライム問題、CP1市場に影響、欧州大手銀行に波乱の芽、傘下運用会
 社借換困難』
『ソニーの金融子会社、来月11日に上場、調達は最大3600億円に』
『8月の株式売り越し額、外国人1兆円超す、過去2番目の記録』
『米雇用4年ぶりマイナス、8月4000人減、景気減速強まる』
『日経平均、変動率高止まり30.9%、2004年6月1日の31.2%以来』
『米利下げ観測強まる、0.25%か0.5%か、焦点』
等があり、今後の株式市場を左右する重要なニュースをもう一度見直すことが
出来るように編集しています。
 上記のニュースを見る限りは、9月10日以降の市場環境はかなり厳しいもの
があると読めます。株式市場は、9月18日に行われるFOMCにおいて、米のフェ
デラルファンドレートの引き下げが0.25%であれば中途半端、0.5%であれば、
一応目先は合格点となるかもしれません。10日から14日にNY市場が軟調であれ
ば、金利の引き下げの催促となります。
 ソニーの子会社の大型の上場は、市場環境が良くない時だけに、需給の悪化
要因となります。日経平均の変動率(ボラティリティ)の高さは、今週は売り
方が優勢となることを示しています。
 東京市場では、9月14日にSQ(先物・オプション)の清算日が控えており、SQ
の前日(13日)までは売り先行の市場となりそうです。過去の9月を調べてみる
と、日経平均株価のパフォーマンスが一番悪い月にあたることもあり、諸々の
悪材料が集中することになりそうです。
 毎日読んでいる新聞の中に、投資に必要な情報が多く含まれています。一度
だけの走り読みでは、勿体ないので、しばらくしてから、この『新聞記事ここ
がポイント』を読み直してみてください。
 相場には、焦りが禁物です、ゆっくりと市場を眺める習慣をつけると、市場
の目先の流れに流されずに済むことが出来るはずです。相場と長く付き合うた
めには、大きな損を出さないことが鉄則です。攻めることに気を取られ、守り
(現金比率を高める)を忘れないように心がけましょう。
                       2007年9月10日記

             望月 純夫 ICAS常任理事(株式評論家)

◇イカスホームページ投資データのページを見る。
http://www.toushi-club.com/report.html 
(左メニュー下「新聞切り抜き」をクリックしてください)


─[投資クラブ]────────────────────────────

◇金子太郎の株式投資実践塾に参加して(楽々投資クラブ 奥平)

日時:平成19年8月27日 13:30―15:30
場所:特定非営利活動法人イカス事務局
概要:
 金子講師からは、現在の投資環境・サブプライム問題の広がり、影響度、収
束は?。今後の株式市場に影響する動き・政治の混迷、外人投資家の動向は?
そして、今後の投資の方向性について話がありました。
 現在のの混迷する問題点が、ある程度整理でき、広い視野で見る、考えるこ
との重要性を知りました。

参考までに先生の話された内容の一部を紹介します。

今後の投資の方向性
1.国内の人口は減少傾向。国内のみに特化している企業の利益は大きな伸び
は期待できない。また、株式購入者の半分以上が外人であり、国際優良銘柄が
有利となる。
2.注目業種―1 建設機械
BRICS等新興国向け需要は拡大する。建設機械優良メーカーは、今後20
%程度の増収増益が2、3年続くのではないか。
3.注目業種―2 資源商社
世界人口増加で食料、資源は相対的に不足する。大手商は数年前から、世界各
地の資源案件に先行投資しており、収穫期を迎えている。これら各社のPER
は12から13であり割安といえる。
4.その他注目分野。2部、JASDAQ市場も大きく下げたが、中に優良企
業も混在している。これらは各自がよく研究して購入することが必要。

◇あすも投資クラブでは会社見学・旅行会を計画しています。まとまりました
らお知らせします。昨年の焼津水産見学のように楽しく旅行になればと考えて
います。(小川)

◇あすも投資クラブのメンバーが起業した会社、株式会社あすもパワーが7月
1日から営業を開始しました。事業は人材紹介、人材派遣がメインです。関心
のある方の連絡をお待ちしています。
   п@03-3341-1060  Fax 03-3341-1064
ホームページ http://www.asumopower.co.jp/

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オリジナルのクッキー・ケーキをお届けします。
お申し込みは、http://blog.milkypop-cookies.com/からお願いします。
NPO−ICASのHP内の会員広場からもアクセス出来ます。

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パソコン操作、ホームページ作成等講座受講をご希望の方には、イカス事務所
で指導します。
Mail:ogawa@asumopower.co.jp http://www.acsn.jp

◇イカスではNPO活動のサポーター企業・団体(協賛会員)を募集していま
す。年会費は一口5万円。
特典:メルマガ、イベント等に広告を掲載することができます。

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